どんな業種にもあることですが、
引っ越し業者にも繁忙期と閑散期があります。
繁忙期になると引っ越し料金自体が高くなるので、
もしある程度引っ越しの時期をずらすことができるならば、
できるだけ避けたほうがいいですね。
繁忙期は通常期に比べると引っ越し料金は約1.2倍にもなり、
また休日や時間指定の条件なども揃うと、
下手すれば同じ引っ越しの案件で2倍以上の違いが出ることもあります。
では、引っ越し料金が高くなる繁忙期はいつ頃なのか、
具体的に紹介しておきましょう。
引っ越しの繁忙期はいつ頃?
引っ越しの繁忙期として最も有名なのは1〜3月です。
理由はなんとなく想像できると思いますが、年度末だからですね。
新生活に向けての引っ越しが非常に増えますので、
この期間中は本当に毎日人手が足りないぐらいといってもいいほどです。
業者によっては引っ越し料金を基本1.5倍以上にすることもありますので、
できるだけ避けましょう。
次にあまり知られていない繁忙期として、9月ごろが挙げられます。
この季節にあまりぴんと来ない人もいるかもしれませんが、
9月を中心とした秋シーズンは転勤が増える時期です。
学生の引っ越しは少なくても社会人の引っ越しが増えるのが原因ですね。
また学生の引っ越しであれば件数が多くても、
基本的にひとつひとつの作業量が少ないので助かりますが、
社会人の世帯引っ越しともなれば、話が違います。
このため件数が少なくても忙しいという印象がありますね。
ちなみにこれはちょっとした裏話ですが、
引っ越し業者にとっての一番の上客は
「会社の都合で引っ越さなくてはいけない客」です。
なぜならば必要と時間に追われた引っ越しなので、
あまり値引きをしなくてもすんなり契約が取れたりするからです。
そんな業者にとっての「おいしい客」にならないよう、
しっかり交渉するようにしましょう。
どうしても繁忙期に引っ越さなくてはいけないときは?
繁忙期の引っ越しが高いことは分かっていても、
どうしても引っ越しをしなくてはいけないというときもあるでしょう。
でもこういうときでも引っ越し料金を安くするコツはあります。
1.相見積もりを交渉材料にする
繁忙期には普段以上に強気に相見積もりを強調するぐらいでかまいません。
業者は「どこも忙しいから値引きはしないぞ」とタカをくくってきますので、
「それなら他に頼むからいいよ」という態度で挑みましょう。
相手に「安くしないと契約が取れないぞ・・・」と思わせれば勝ちです。
2.繁忙期でも暇な日はないか、しっかり聞こう
いくら繁忙期とは言っても、波はありますから多少暇な日の一日や二日ぐらいあります。
そういう日であれば、業者は逆に「稼ぎ時に仕事がない」と焦りますので、
安く引っ越しの契約をしてしまいがちです。
そこにつけこみましょう。
絶対に注意しておきたいのは
「繁忙期の引っ越しだから高くてもしょうがない」と思わないことです。
繁忙期でも交渉次第で通常時と同じ料金にするぐらいはわけありません。
まずは諦めないことが大事です。